大学院入試の流れ研究室訪問、勉強いつからやるべき?
前の記事で東京大学農学生命科学研究科の
試験対策の記事を書きました。
今回は大学院入試を通して
研究室訪問や勉強を始めるタイミングについて
振り返ってみたいと思います。

大学院入試の1年前の環境
大学院を進学を決意する前は、
薬のメーカーで分析業務を担当していました。
日々の業務が忙しく、大学院に進学するために
勉強を全くしていませんでした。
大学院入試は8月から9月に実施するところが多く、
1年前の9月に会社を退職しました。
とりあえず大学院の勉強を開始
9月時点で、まだどこの研究室を志望するか
決定していなかったので、
とりあえず必要になるであろう
TOEICの勉強を始めました。
TOEICを最後に受けたのは学生時代で、
その時のスコアは450点でした。
TOEICの勉強はSanataというアプリと
TOEICの公式問題集を用いて行いました。

退職後、初めてTOEICを受けたのは11月で
その時のスコアが350点と
マークミスをやらかしてかなり焦りましたが、
1月には620点を取れたので、
目標の600~700点の範囲に入ったので一安心でした。
受験先の決定!
実際に受験先を決定するのに
2月くらいから研究室の候補を上げ始め、
最終的に4つの研究室に絞り込み
3月にアポを取って面談や訪問などをしました。
結局そのうち2つの研究室を受けることにしました。
最終的に決定したのが4月の初旬でした。
正直、研究室の候補を上げたり、
研究室訪問については
もっと早めにやっておくべきだと後悔しました。
受験が終わった今では、
9月末までには研究室の候補の決定、
10月末には研究室訪問を
済ませておくべきだと思います。
(受験する入試科目が決まらないと
対策が立てにくいからです。)
勉強を本格的にスタート!
受験先が決定し、大学院入試へ向け勉強を開始します。
4月とかなり時期が遅いスタートになりました。
前の記事に書いたように毎日10時間以上勉強しました。
上がらないTOEFL ITP
勉強をスタートしたのはいいのですが、
英語がTOEICからTOEFLに変わり、
全くスコアが取れません。

初めてやった4月の問題集のスコアでは
430点くらいでこのままじゃヤバいと思っていました。
そして勉強をして2回目の6月の模試では
480点くらいまで上がりましたが、
そこから7月中旬まで500を越える気配がありません。
実際に500点を越えるようになったのは、
7月の下旬になってからでした。
(入試の2週間ほど前です。)
大学院入試の2日前には、
520点ほど取れるようになったので少し安心しました。
(550点が普通のラインだと聞いていたので
不安はありました。)
範囲が広すぎる専門科目、一般教育科目!
また英語と同じように専門科目と
一般入試科目もピンチでした。
何せ範囲が広すぎるので、
過去問を1周解き解答の作成(1段階目)に4週間
全ての本を1周読むのに1ヶ月半
そこから、また解答を作るのに4週間
それぞれの科目の自作の問題作成に1週間
掛かりました。
結局、問題の作成が終わったのは、
試験日の1週間前でした。
1週間で問題を3周ずつ復習し、
なんとか目標となる点数を取れるような
状況に持っていきました。
勉強時間は4月くらいから1日10時間、
6月くらいから12時間、
1ヶ月前には毎日15時間以上勉強していました。
最後の方は間に合うのかとても心配でしたが
本当に滑り込みで間に合いました。
理想では、12月くらいから
試験対策の勉強を始めれると良い感じかなと思います。
試験本番
試験本番では、
「もうどうしようもないどうにかなるだろう」と
軽い気持ちで挑んだためか、
特に大きなミスもなく終えることができました。

実際に何月に何をスタートさせるべき?
私の経験から、
下の理想の月に行動できれば
余裕を持って入試に臨むことができると思います。
研究室の候補の探索 | 研究室訪問や面談 | 受験先の決定 | 試験の勉強 | 試験本番 | |
私の場合 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月~ | 8~9月 |
理想 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月~ | 8~9月 |
今回、私の大学院入試の経験から
実際にすべき行動について提示してみました。
入試の対策はなるべく早い方が良いので、
じっくりと考える必要もありますが、
なるべく早めに行動するように心がけてください!